医局人事に疲れてしまった、医局を辞めたい…。医局への魅力がなくなり転職を考える医師は増加しています。
- 医局を辞めたいけど、今の状態で退局しても医師として働いていけるのかな?
- 医局を辞めた後はどんな未来がまっているのだろう?
- 医局を辞めるにはどんな準備が必要だろう?
医局を辞めるという決断は、医師人生において、そうあることではありません。また医師の転職活動のなかで、最も心の準備が必要な作業です。
このステップでは、医局を辞めることにフォーカスした記事を紹介。医局を辞める前に必要な心構えが分かります。
医局を辞めて感じたこと
当ブログの管理人は2022年4月に退局し、クリニックの勤務医に転職しました。医局を辞めて半年たった私の実体験を踏まえ、医局を辞めた感想をメリットとデメリットに分けて紹介します。
https://www.sanai-hosp.jp/ikyoku-yameru-merit/ https://www.sanai-hosp.jp/ikyoku-yameru-demerit/実際に医局を辞めて自分自身のQOLは大きく改善しました。転職の条件として考えていた、業務負担の軽減が達成できて満足しています。
それでも医局に入っていることでのアドバンテージも確かにあったと、やめて初めて感じる部分もありました。
医局を辞めることへの不安と葛藤
医局を辞める決断は今後の人生を大きく変えうるものです。私が実際に感じていた不安は以下の通りです。
- 未熟なままで医局の庇護下から出されることにより、何もできない。
- 就職先が決まらず、職にあぶれる。
- 医局からの引き止めが強く退局できない。
- 医局から嫌がらせを受ける。
実際には不安の多くが杞憂に終わっています。ただ治療方針の相談をする相手がいないというのは実際に今も感じています。
医局人事に疲れた、辞めるきっかけ(本音)
医局を辞める理由の本音の部分を紹介します。絶対に本心をそのまま退局時に伝えるようなことはおすすめしません。
医局が悪いというよりも、医師の働き方そのものに無理があるということもあります。
医局を辞める理由(建前)
医局を辞めるためには、上司(教授)に理由を話す必要があります。反論できる余地を残すと引き止められてしまいます。
納得感のある理由、とくに原因が医局ではなく自分自身にあることに言及すると、それなら仕方ないとなりやすいです。
全く引き止められることなく(それはそれで寂しい)円満退局した私の実例も交えて医局の辞め方を解説します。
医局を辞めるベストなタイミングとは?
退局に禍根を残さない方法は、自分の退局がいかに医局人事へ影響を与えないかどうかにかかっています。まずは医局人事のスケジュールを把握し、逆算して動きましょう。
また、転職活動は心身の状態・時間に余裕があるときに取り組むべきです。追い詰められた状態では、求人側に足元を見られ、不利な条件で契約してしまう可能性があります。
まとめ
医局を辞める決断は十分に検討を重ねるために、自分自身の価値観を明確化しておくことが重要です。いざ自身の希望と照らし合わせて退局が正解と感じたら、円満な退局のために入念な準備をしておきましょう。
医師のコミュニティは狭く、地方に行くほど顕著ですから、穏便に退局できることに越したことはありません。